1924年にスイスに生まれたフリッツ・ハラーは、リートフェルト(Gerrit Thomas Rietveld)の
主宰するデ・スティルで建築を学ぶ。
80年代にドイツ最大の建築学部を有するカールスへ大学の建築学部長として教壇に立つ。
現在もスイス・ソラトーンの自らのスタジオで現役で活躍を続けている。
フリッツ・ハラーが35年に開発したファニチャーシステム「ハラー・システム」は、 そのモジュールをデザイン変更することなく生産を続けられている。
現在では、全世界で年間500億円以上の売り上げを達成するというメガ・デザインである。
建築家ノーマン・フォスターや、リチャード・ロジャースも高く評価し自分たちのスタジオで
使用するだけでなく、彼らが手がける多くのプロジェクトにハラーシステムを採用している。
20世紀に生まれた家具の中で21世紀でも最も成功することになる家具になることは間違いない。
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