デンマーク、コペンハーゲン生まれ。
1927年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業した、デンマークの建築・デザインの
第一人者です。
在学中から複数の賞を受賞していた初期作品はバウハウスやル・コルビジェの
影響を受けていましたが、その後、独自の家具デザインで国際的な名声を獲得。
使い手を第一に考えたアント(蟻)、エッグ(卵)、スワン(白鳥)の椅子は20世紀の後半50年
を通じて世界で最も売れたデザイン名作家具の一つです。
建築では1956年から1961年にかけて作ったコペンハーゲンのロイヤルホテルにより、
近代建築の巨匠に仲間入り。このプロジェクトでは家具、照明器具、ナイフやフォーク、ガラス、
ドアの取っ手まですべてをデザインしています。
1960年代には円や円筒、三角、立方体というベーシックなフォルムに興味が向かい、
ユニークな食器も開発。ジョージ・ジェンセン社のカトラリーは1968年の映画「2001年宇宙の旅」にも登場しました。 ヤコブセンの作品は、機能性においても国際的なデザイン・クラシックであると現在でも考えられています。
|